感謝カードは単なる紙ではなく、表彰や副賞と交換できる価値を持つトークンである。行動を強化する仕組みは、交換可能な好子によって広がりを持つ。
【引用はじめ】
トークンが普通の習得性好子と違う点は、複数の好子と交換可能な点である。感謝カードはトークンである。カードそのものは、単なる紙切れであるから、習得性好子であることは間違いない。この感謝カードは、最終的に「表彰され、副賞をもらえる可能性」という好子と交換されることで価値がある。
このように、交換されることに価値がある好子は現実にいろいろある。パチンコの玉、また、航空会社のマイレージポイントもそうだろう。しかも、これらは、特定の好子ではなく、いろいろな種類の好子と交換可能だ。パチンコ玉で交換できる景品はいろいろある。単に種類が多いだけではなく、玉の数によって、さまざまな価値の景品と交換できるところがミソである。また、マイレージも、マイレージの多寡によって渡航先を選べるだけでなく、アップグレードの特典と交換することもできる。
(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.226)
【引用おわり】
トークンの力は「交換できる可能性」にある。多様な好子と結びつくことで、行動の継続と組織の活性化を支える仕組みとなる。
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