2021年6月10日木曜日

低い目標を立てると損する

 社員に対して、高い努力目標を奨励する職場で、低い目標に甘んじている人がいたらどのように評価されるだろうか。

 そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第144回目である。

【引用はじめ】

高い目標という努力目標を立てる社員が多い職場で、低い目標を立てたら、どうなるでしょう。

最初に軽蔑されるだけでなく、万が一にもその低い目標が達成できなかったら、上司を含む周囲から冷ややかな目で見られることは想像に難くありません。この不安感が、低い目標を立てることを弱化します。

また、無難に目標達成したとしても、ことさらに褒められることはないでしょうから、目標達成したら良いことがあるだろうという期待も持てません。これは低い目標を立てることを消去することになります。

舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.190~p.191

【引用終わり】

 低い目標に対して、周りからは評価されず、褒められることもない。そうした職場雰囲気が必要である。高い目標を目指して努力する社員が認められる職場になって欲しいものだ。 

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