2021年6月26日土曜日

問題を行動レベルで測定する努力

 問題の原因を探るには、評価ではなく行動として測定できる形に再定義することが重要だ。曖昧な概念を客観的な行動に落とし込み、その頻度や回数を記録することで、改善への道筋が具体化する。 そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第159回目である。

【引用はじめ】

 原因の分析で大事なことは次のことである。 対象となる問題を行動のレベルに落とし込み、客観的に定義されたその行動を実際に測定し、行動の原理に基づいて介入を実施することである。

 「覇気」「閉塞感」「リーダーシップ」というものは、ともする語られがちの問題だ。しかし、行動分析学の要諦は、それらを「評価」するのではなく、「測定」するところにある。解決したい問題を測定できる形でいかに行動として再定義するか、そこに介入の成功がかかっている。

舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年、p.205~p.206

【引用終わり】

 行動分析学は「覇気」や「閉塞感」といった抽象語を測定可能な行動に置き換えることで、介入の効果を明確にする学問だ。行動の増減を記録し、変化の傾きを示すことで、改善の成否を客観的に判断できる。


 

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