部下が壁に突き当たったときには、適切な助言をすることができていなければなりません。なかなかうまくいかない上司もいます。部下との関係の中で、弱化や消去がなされている可能性があります。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第152回目である。
【引用はじめ】
部下が壁に突き当たったときに助言するという行動を強化しましょう。
まずは、部下の状況を把握することです。そうすれば、適切なアドバイスする機会も出てきます。
通常であれば、部下に適切な助言ができれば、部下が感謝してくれます。それが上司にとっては嬉しく、行動の強化につながります。
ただ、もしも部下の側が、助言を受けても感謝しない人たちだったら問題です。助言する課長の行動が消去されてしまうからです。ですから、褒められたら素直に喜ぶということも強化されるようにしなければなりません。
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.199
【引用終わり】
課長さんは部下の状況把握に努める必要がある。そうでなければ、壁に突き当たっているかどうかもわからない。部下が困っている時に適時適切な助言をすれば、部下からは感謝される。部下もどうすればいいか分からず困っている時に、その問題をうまく解決できた時の経験は大きい。助言してくれた課長さんに素直に感謝することになる。
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