部下を褒めようとしない上司がいる。その理由はなぜか。そもそも褒める必要などないとの思いがあったりする。そうなると、こうした態度をどのように改めたらいいか。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第147回目である。
【引用はじめ】
課長が部下を褒めないのはなぜか。たとえば、次のようなことがあるからです。
- 部下を褒めるべきだと思っていない
- 褒めても部下が嬉しそうな顔をしない
- 褒めると逆に部下からは皮肉を言われる
部下を褒めるべきでないと思っている場合どうすればいいか。部長から課長に対して、部下を褒める必要があることを言ってもらう。そして、課長が部下を褒めたら部長が課長を褒めるのです。
部長が課長に対して、「部下は褒めて育てないといけない」と言っていただくのです。そして、課長が実際に部下を褒めたら、すかさず強化するのです。
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.194
【引用終わり】
部下に対して褒めて育てることが大事ということを理解してもらう必要がある。褒めない課長に対しては、部長が課長に部下を褒めることの重要性を諭すことである。そして、実際、課長が部下を褒めたら、部長は課長を褒め強化することである。
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