部長の発言に反対ばかりする課長はなぜそのようなことをするのか。結局は、反対する発言が強化されているからだ。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第153回目である。
【引用はじめ】
部長の発言に反対や批判ばかりする課長についてどうするか。
今まで課長は部長の話を聞いていると、納得しかねる点が気になって仕方がなくなり、反対や批判をすることでそのフラストレーションを解消していました。
また、部長の話の欠点を指摘することで、自分の能力を確認する喜びを得ていました。
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.200
【引用終わり】
課長は、部長の発言が納得できない。課長の発言は部長の問題を指摘することにもなる。課長の優位性が明らかになったりする。しかし、こうしたことは組織上問題である。なんとかしなければならない。課長の態度が増長したりすることは、組織に悪影響が生ずる。課長の態度ももっと柔軟に変える必要がある。
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