2025年11月12日水曜日

組織が変わる(156) 「ピンポイントの行動とは」

 ステップ1のピンポイントの行動とはどんなものかを明らかにするにはどうするか。それは、時間経過により行動が増えるか、もう一つ時間経過による行動の結果が増えるかがわかるようにするのだ。そのために、グラフを作成するのがいい。そのことに関する、石田本による第156回目の引用である。

【引用はじめ】

 レストランの売り上げ増加に直結するピンポイントの行動と結果を調べるため、グラフを作る。一つは、時間の経過と行動の増減、もう一つは時間の経過と結果の増減を表すグラフである。そのグラフは、次の図19~21に示すものと、もう一つの四つのパターンが出てくる。
 行動が増え、結果も増えている場合(図19) 。これは行動が結果に直接結びついていることを示す。すなわち「ピンポイントの行動」である。
 行動が増えているのに結果は減っている場合(図20) 。これは、行動が結果に直接結びついていないということだ。
 行動が減っているのに結果は増えている場合(図21) 。このパターンも「ピンポイントの行動」ではない。
 図にはないが、行動の増減にかかわらず、結果が増えも減りもしない場合。これも「ピンポイントの行動」ではない。
 「ピンポイントの行動」とは、結果の増加に直接結びつく行動である。 

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.170~p.172   2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 ピンポイントの行動とは、時間の経過とともに行動も増え、結果も増えているものである。そうした行動を見分けられるようにするのである。

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