客観的なデータがあれば、問題解決のあり方についても、同意が得られやすい。それに向かって、協力して取り組むことになるはず。そのことに関する、石田本による第166回目の引用である。
【引用はじめ】
継続的に収集されたデータがあると、部下たちのパフォーマンスの傾向はより明らかになってくるだろう。それは管理職間に実利ある対話をもたらし、問題の早期解決を可能にする。会議などにおいても、客観的なデータを提示することができれば、パフォーマンスに焦点を置いた話し合いが可能になる。適切なデータを持っている人は、問題解決策を考えるための共通言語を持っていると言えるのである。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」 p.180 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
問題の程度はどうなっているかを、データで把握できていれば、どんな解決策が妥当か検討しやすい。解決策を試みて、うまくいかないとデータで検証したら、新たな解決策を試みる。こうした試みによって、問題解決を図るのである。
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