2025年11月17日月曜日

組織が変わる(161) 「クオリティ評価法」

 なかなか数値では評価しにくいものがある。そうした場合は、「クオリティ評価」によって、主観的な要素はあっても段階的に判断するやり方を工夫するといい。そのことに関する、石田本による第161回目の引用である。

【引用はじめ】

 測定不可能なものを判断する方法として「クオリティ評価法」がある。まず、判断基準を五段階で表現する。「とても良い」「良い」「普通」「悪い」「とても悪い」などだ。五段階は真ん中がニュートラルになって評価しやすい。

 最も効果があるのは数値による測定だから、数値化できるものは極力数値化すべきだ。ただ、目に見えない行動の結果はどうしても数値化することができない。その部分についてはリーダーが「判断」する。いずれかの方法にによるメジャーメントが大事だ。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.176   2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 数値で評価するやり方を「定量的評価」といい、顧客クレーム数を数えるなどのやり方である。逆に、主観的な意見などによって判断するやり方は、「定性的評価」という。顧客アンケートなどによる満足度調査などだ。

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