「ピンポイントの行動」は増やしたい行動だけでなく、減らしたい行動にも応用できる。困った行動に対しては、確実に減らせるようにするのだ。それには、グラフによって減っていることを明確にするのがいい。そのことに関する、石田本による第158回目の引用である。
【引用はじめ】
「ピンポイントの行動」に関する結果を減らしたい場合がある。それは何らかの問題をなくしたい場合だ。「減らしたい行動のピンポイント」を探せばいい。部下が報告をしない癖とか、無駄が多すぎる作業とか、法に触れるような問題が起きたときなど、結果に直接結びついたピンポイント行動を減らすことができる。 このように、行動分析ではグラフを多用する。実験再現性をきわめて重視するのだ。感覚的に「たぶんこれだろう」と選んだものは、あくまでも感覚であって分析学ではない。全てをグラフで検証してこそ分析学たり得る。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.172~p.173 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
「ピンポイントの行動」とする行動が確実に減っているかどうかが分かるようにする。それには、グラフで可視化するのだ。実際、実施していることが誤ってないことを、数値で表すことができる。再現性も担保できるのだ。
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