2026年5月21日木曜日

嫌子による行動の制御の危険

 好子よりも嫌子を安易に使いがちである。それがいろんな問題を生ずる。それを十分理解しておく必要がある。嫌子を使うと、一時的に行動が変化するからである。

【引用はじめ】

 嫌子よりも好子を使うことが重要である。この問題は、ビジネスの世界だけではなく、人間がかかわるすべての場面において古くて新しい問題である。嫌子を使う行動の制御は多くの問題があると言われ続けているにもかかわらず、人々は嫌子を使って相手をコントロールしようとする。部下に対しても、家族に対しても、子どもに対しても。

 嫌子を使うことの問題はいくつかあるが、主なものは以下の五つである。

 ① 嫌子出現を繰り返すと耐性がつく

 ② 嫌子を与える人間を避けるようになる

 ③ 行動が全般的に抑制され、新しい行動が生み出されにくい

 ④ その場面に適切な行動を何も教えていない

 ⑤ 一時的な効果しかない


(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.55~p.57)

【引用おわり】

 思いどおりにいかないと、ついつい怒ってしまう。それでその場はうまくいったように見える。しかし、それが長続きするわけでない。ストレス発散にしか過ぎないことが多い。これでは、問題解決ができるわけではないのである。 

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