課員が定時退社の準備をしたら、その直後の「坂東課長は睨む」。定時退社の準備をする前は、「坂東課長は睨んでない」。直前には「睨んでない」。「定時退社の準備をする」行動の直後に「睨む」のである。このように状況が変化した。こうなると、「定時退社の準備」はどうなるのだろう。
【引用はじめ】
「課員が定時退社の準備をする」行動によって、その直後に起こったことは、どんなことだったか。
1. 坂東課長がジロリと睨む
2. 坂東課長が「ずいぶんとよいご身分だな」と言う。
直後を記入したら、それと対称的な出来事を「直前」に書く。「ない」「ある」の変化を明確にすることが重要だ。最終的に下図のようになる。
課員が帰社準備をすると、直前から直後にかけて、「睨んでいない」⇒「睨んでいる」、「嫌みを言っていない」⇒「嫌みを言う」と状況が変化する。この変化が原因となって、定時退社準備の行動が起こりづらくなっていると考えられる。課員の定時退社行動は、出現の変化によって弱化しているのだ。 行動直後に何かが出現したことにより、その行動が弱化した場合、出現したもののことを嫌子という。
(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.51)
【引用おわり】
「会員の定時退社の準備」行動に対して、その直後に「坂東課長は睨む」「嫌みを言う」のである。これでは、「定時退社の準備」は弱化されることになる。状況の変化によって、行動が弱化されてしまうのである。
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