2026年9月17日木曜日

笑顔で渡すトークンの力

 感謝カードは、表彰や副賞だけでなく、笑顔や感謝の言葉によって新たな価値を生むトークンである。行動を支える力は、交換できる好子の広がりにある。

【引用はじめ】

 ある会社の感謝カードと交換できる可能性のある副賞は、海外で行われるイベントへの参加権であったが、来年度以降、異なる種類の好子との交換が期待できる。

 このように、複数の価値ある好子と交換可能な習得性好子を、特に、トークンと呼ぶ(そういう意味では、現金もまたトークンであるのだが、組織行動マネジメントでは、それを使う状況を想定して、特に現金以外のものをトークンと呼ぶことが多い)。感謝カードは行動分析学的にトークンとしての意味を持つ。けれど、このトークン・カードは、カードを渡すとき、感謝の言葉と笑顔を添えれば、ただの紙切れでなく、表彰の可能性に加えて別の価値も持つ習得性好子になるのである。

  (舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.227~p.228)

【引用おわり】

 トークンは「交換できる可能性」が人を動かす。感謝の言葉を添えることで、紙切れが心をつなぐ習得性好子へと変わる。



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