のぞみの家の職員たちにとって、大事な考え方として「行動分析学」の応用をずっと取り上げてきた。そこで、以前も紹介したのだが、あらためて再度、島宗理著「リーダーのための行動分析学入門」 を紹介する。ここで述べられた内容をしっかり咀嚼すれば、仕事に大いに役立つはずである。もちろん、仕事だけでなく、日常生活においても役立つ。リーダーだけでなく多くの職員にも役立つ内容である。いかに行動をあらためるかを追及した著書である。
まずは、今に求められるリーダー像というのはどういうものか、「まえがき」から紹介する。島宗のリーダー本から第1回目の引用である。
【引用はじめ】
グローバリゼーションの時代に新しいリーダーシップが求められています。自分たちとは異なる慣習や価値を持つ文化に生きる人々と一緒に働き、その分かに適した製品やサービスを提供し、満足してもらうためのリーダーシップです。
わかりやすいのは国内企業の海外展開でしょう。日本では評判も良く、売れている商品が、そのままでは通用しないこともありますし、日本ではあたりまえになっている働き方や経営手腕、部下のマネジメントの仕方が受け入れられないこともあります。
そんなとき、現地のスタッフや彼らの文化をいくら責めても成功にはつながりません。日本から派遣しているスタッフを責めてみても同じことです。必要なのは、違いを理解し、受け入れ、その上でその違いを逆手にとって活かしていくフレームワークです。
島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊
【引用おわり】
のぞみの家の職員には、さまざまな職歴や個性の違いをもつ人たちがいる。それを組織としてまとめ、利用者たちが日々充実した活動を行うようにしなければならない。その使命を果たすべく職員一人ひとりがより良い支援力を発揮できることが求められる。そのため、基本的な考え方としてのフレームワークを身につける必要がある。
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