2026年8月24日月曜日

褒めて育てる現場力

 人を育てるには、教えるだけでなく、導く工夫が必要です。山本五十六の言葉にあるように、やってみせ、言って聞かせ、させてみて、そして褒める。その積み重ねが、学びを支える力になります。

【引用はじめ】

 山本五十六は、人間というものは、「やってみせ、言って聞かせて、させてみて」、さらに、「褒めてやらねば、人は動かじ」と言った。前半の三つは、典型的な「教える」方法であり、後半の二つは、シェイピングやチェイニングなど、「教える」という感覚を超えて、人を導く方法ともいえる。覚える道筋を合理的に整え、学び手が自覚した行動を、褒め言葉や激励を好子に使って上手に強化し、教えられている自覚なしに、新しいスキルを習得させる。

 実は、教示、モデリング、身体的誘導によって学ぶことができるのは、言葉を持った人間だけである。逆にいえば、シェイピングとチェイニングは、言葉の力を借りずに教えることができる方法だ。だからこそ、教えられているという感覚なしに、学ぶことができるのだろう。

(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.176~p.177)

【引用おわり】

 教えることは始まりであり、導くことが育てる力です。言葉を超えた関わりが、相手の成長を引き出します。現場の支援も、そんな「導く力」を大切にしたいですね。



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