2022年9月4日日曜日

悲観的発言は不安感から逃れることができる

 管理職が新製品に対して、悲観的な発言をする。その理由はなぜだろう。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第169回目となる。

【引用はじめ】

 新製品を発売する際に、「これは、あまりお客様には受けないのではないか」と言ったとしましょう。果たしてほんとうにお客様に受けるか受けないかは、現時点では誰にも確実なことは分かりません。

 ですが、もし発売後、実際にお客様に受けなかったとしたら、彼は「やはり予想通りだった」と自分を正当化することができます。お客様に受けないということは良くないことですが、たとえそうだったときでも、自分は正しかったと主張できる一種の保険をかけられるわけです。

 そして、予測が外れてお客様の受けが良かったときには、期待以上に業績が上がったという点をクローズアップすればよいわけです。

 どっちに転んでも損はない。悲観的な発言には、こうした安心感が伴うわけです。

 逆に、楽観的発言をしていたら、どうなるでしょう。「きっとこれ、お客様に受けますよ」などと言っておきながら実際には受けなかったとしたら、予測違いを責められるのではないでしょうか。つまり楽観的発言には、この後に起こることへの不安感が伴うわけです。だから悲観的発言をすれば、こうした不安感から逃れることができるのです。

舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.173~p.174

【引用おわり】

 新製品が売れるか売れないかなんて、簡単には予測できない。そうなると、管理職はどうなるか分からない新製品の売上について、悲観的に予測しがちである。そのほうが責任を逃れやすいからである。結果的に売れなければ悲観的な予測が当たったことになる。売れたとしても、予想以上なったと言っておけばいい。

2022年9月3日土曜日

【利用者向け279】ホームランの日

 今日は 9月3日 土曜日。

  今日は 「ホームランの日」です。

 1977年(昭和52年)9月3日 巨人の 王貞治選手が 通算756号ホームランを 

 打ちました。

 アメリカ大リーグの ハンク・アーロン選手の 世界最高記録を ぬいた日です。

 王選手は 引退まで 通算868本の ホームランを 打ちました。

悲観的な発言をする理由

 「悲観的な発言をする」ことの多い管理職がいる。なぜそうした発言が多いのか。行動分析学的に考えると、「悲観的発言をする」ことが強化されるからである。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第168回目となる。

【引用はじめ】

 管理職の問題の一つとして、「物事について悲観的な発言をする」ことがあります。

 たとえば新製品を発売するとき、彼は「お客様に受けないのではないか」「期待するほど売れないのではないか」「品質問題を起こすのではないか」などと言っていました。なぜ、彼はこのようなことを言うのでしょうか?彼は悲観的な発言をするという行動が強化されていると言えます。

 強化とは、行動の直後に、「心地よさを感じる」「苦しみから逃れられる」といった経験をすることです。

 ということは、彼は悲観的発言の後で、何らかの心地よさを感じたり何らかの苦しみから逃れたりしていると思われます。

舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.172~p.173

【引用おわり】

 管理職にとって、「悲観的発言をする」とその直後に「心地よくなったり」、「苦しみからのがれられる」などがある。だから、「悲観的発言」が繰り返される。「悲観的発言」が強化される状況があるのだ。「心地いい」「苦しみからのがれる」といった状況があるのだ。こうした状況をなんとかしないとダメである。

2022年9月2日金曜日

【利用者向け278】9月1日は二百十日

 今日は 9月2日 金曜日。

 昨日の 9月1日は 二百十日でした。

 2月14日の 立春からかぞえて 210日にあたります。

 このころは ちょうど 稲の開花期に あたります。

 台風が くる 季節でもあります。

 農家の 人たちは 稲の被害を 受けないよう 気をつけます。

  

問題を行動的に解釈し直す

 管理職が社内において、十分リーダーシップなどを発揮することができていない。そうした問題について、具体的に行動レベルでとらえ直すと分かりやすくなる。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第167回目となる。

【引用はじめ】

管理職として問題を抱えている人を、行動的に解釈すると次のようになります。

  1. 物事を悲観的に見る⇒再定義すると、「物事について悲観的な発言をする」となります。
  2. 目標を低く抑える
  3. 会議でネガティブな発言をする
  4. 部下へのリーダーシップがない⇒「決断する」ことが欠如しています。
  5. 部下とのコミュニケーション能力が低い⇒「部下を褒める」行動が欠如しています。
  6. 部下の仕事を支援しない⇒「部下を手伝う」行動が欠如しています。
  7. 部長との折り合いが悪い⇒「部長の発言に対して反対意見や批判ばかりする」

舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.170~p.171

【引用おわり】

 管理職はどんな問題を抱えているのか。抽象的なとらえ方でなく、具体的な行動として捉え直すとその原因が見えてくる。その原因について、どのように強化・消去・弱化すればいいか明らかにするのだ。

2022年9月1日木曜日

【利用者向け277】暑いのもいっしゅん

 今日(きょう)は 9月1日 木曜日(もくようび)。

 新(あたら)しい月の 始(はじ)まりです。

 2022年 令和(れいわ)4年も 残(のこ)すところ 4か月です。

 秋(あき)が 訪(おとず)れます。

 収穫(しゅうかく)の秋(あき) 実(みの)りの秋(あき)です。

 今(いま)は モモ ブドウなどが おいしいです。

 1か月も 過(す)ぎれば 稲刈(いねか)りが 始(はじ)まります。

 11月末(すえ)ごろには 雪(ゆき)が 降(ふ)ってきます。

 あっという間(ま)に 寒(さむ)い季節(きせつ)がやってくるのです。

 暑(あつ)いなあと 言(い)っているのも いっしゅんです。

 今(いま)を 楽(たの)しまないと。

  

管理職の問題

 管理職が必ずしも良いリーダーシップを発揮するとは限らない。部下にとっては、けむったい存在になっているケースもみられる。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第166回目となる。

【引用はじめ】

 良いリーダーを育てることは、企業の活力と成長を左右する重大な問題です。管理職となっている人が理想的なリーダーとは必ずしも言えません。例えば、管理職として次のような問題を抱えている人がいます。

  1. 物事を悲観的に見る
  2. 目標を低く抑える
  3. 会議でネガティブな発言をする
  4. 部下へのリーダーシップがない
  5. 部下とのコミュニケーション能力が低い
  6. 部下の仕事を支援しない
  7. 部長との折り合いが悪い

舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.169~p.170

【引用おわり】

 いろんな意味で部下の足を引っぱっている管理職がいれば、会社にとっていい結果をもたらさない。成長する会社にするためには、管理職いかんにかかっているといっても過言でない。将来を見据えた方向性を明確に示し、日々の活動のあり方の良し悪しについて、しっかり支援できる管理職でありたい。