管理職が社内において、十分リーダーシップなどを発揮することができていない。そうした問題について、具体的に行動レベルでとらえ直すと分かりやすくなる。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第167回目となる。
【引用はじめ】
管理職として問題を抱えている人を、行動的に解釈すると次のようになります。
- 物事を悲観的に見る⇒再定義すると、「物事について悲観的な発言をする」となります。
- 目標を低く抑える
- 会議でネガティブな発言をする
- 部下へのリーダーシップがない⇒「決断する」ことが欠如しています。
- 部下とのコミュニケーション能力が低い⇒「部下を褒める」行動が欠如しています。
- 部下の仕事を支援しない⇒「部下を手伝う」行動が欠如しています。
- 部長との折り合いが悪い⇒「部長の発言に対して反対意見や批判ばかりする」
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.170~p.171
【引用おわり】
管理職はどんな問題を抱えているのか。抽象的なとらえ方でなく、具体的な行動として捉え直すとその原因が見えてくる。その原因について、どのように強化・消去・弱化すればいいか明らかにするのだ。
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