言葉なしで、「教える」方法がある。
それについて、舞田氏は、「言葉を借りずに教える方法」として、次のように述べる。
舞田氏による著書の紹介は第73回目である。
【引用はじめ】
教示・モデリング・身体的誘導の三つは典型的な教える方法に対して、シェイピングやチェイニングは、「教える」という感覚を超えて人を導く方法ともいえる。
覚える道筋を合理的に整え、学び手が自発した行動を、褒め言葉や激励を好子につかって上手に強化し、教えられている自覚なしに、新しいスキルを習得させる。
実は、教示、モデリング、身体的誘導によって学ぶことができるのは、言葉を持った人間だけである。
逆にいえば、シェイピングとチェイニングは、言葉の力を借りずに教えることができる方法だ。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.176~p.177、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
シェイピングとチェイニングは、言葉を介することなく、新しい行動を習得する方法である。
最終的な標的行動まで、いくつもの階層的な、あるいは継次的な行動が自発できるようにする。
そこでは、褒めるなどの好子による強化手続きを行うのである。そのことから、教えられているという感覚なしで行動を習得できることになる。
シェイピングとチェイニングは、言葉を介することなく、新しい行動を習得する方法である。
最終的な標的行動まで、いくつもの階層的な、あるいは継次的な行動が自発できるようにする。
そこでは、褒めるなどの好子による強化手続きを行うのである。そのことから、教えられているという感覚なしで行動を習得できることになる。