2020年2月6日木曜日

課題分析こそ実務上の最大ポイント

 行動の問題を変えるには、的確な課題分析(一連の行動を個々の構成要素に分けること)が必要だ。

 それに関して、舞田氏は、「課題分析こそ実務上の最大ポイント」として、次のように述べる。 
 舞田氏による著書の紹介は第52回目である。

 【引用はじめ】

 課題がわかってしまえば、あとは強化あるのみだ。実際、変えるべきターゲット行動が正確かつ具体的に特定できてしまえば、そこから先のことは技術論的には至極シンプルなのである。だから行動マネジメントの実践家にとって実務上のポイントの一つは、この課題分析にあるといっていい。

  (舞田竜宣+杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.136、2008年、日本経済新聞出版社刊)
 
 【引用おわり】

 行動の問題に関して、何を変えるべきか特定することが大事だ。そこでは、複雑な一連の行動を課題分析する必要がある。一連の構成要素を一気呵成に変えるのは難しいからである。構成要素の核心をとらえて、それに対して、適切な強化や弱化、そして消去の手続きを行うのである。

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