「要領が悪い」からと言われても、「何を」変えるかが見えない。変えるべき行動を具体的に捉えることが重要である。
それに関して、舞田氏は、「要領が悪いとは具体的でない」として、次のように述べる。
舞田氏による著書の紹介は第49回目である。
【引用はじめ】
「どのようにすれば」人の行動を変えられるのか、その原理と手法を学んだ。
だが、ここでは人の行動の「何を」変えるかがテーマとなる。
部下は、熱心に働いているのに、そのわりに成果が上がらない。だから彼の問題は単に「働く」行動を強化し、その頻度や強度を増やすだけでは解決しない。こうした部下は、「要領が悪い」と表現される。しかし、行動の問題を扱うときには、常に特定の行動に焦点を当てることが大切だ。「要領が悪い」というのは具体的ではない。「もっと要領よくしなさい」などと言ったところで、効果はない。要領が悪いというのは、何なのか、もっと行動のレベルで具体的に考えてみる必要がある。
(舞田竜宣+杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.132~p.133、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
「要領が悪い」と言っても相手の行動を変えることができない。どんな行動を変えるのか、具体的になおすことである。こうしたやり方を課題分析という。
「要領が悪い」と言っても相手の行動を変えることができない。どんな行動を変えるのか、具体的になおすことである。こうしたやり方を課題分析という。
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