2020年2月20日木曜日

チェイニング

 仕事を達成するには、長期間を要し、対応するにも複雑である。
 その解決には、課題分析を行い、細かく小さな行動に分ける。その細かいつながりを一つずつできるようにする手続きがある。

 そうしたやり方を、舞田氏は、「チェイニング」ということで、次のように述べる。 
 舞田氏による著書の紹介は第64回目である。

 
【引用はじめ】
 
長くて複雑な仕事において、早く達成感を感じることができるようにするための工夫が必要となる。それがバックワード(逆行)・チェイニングと呼ばれるものだ。
チェイニングとは、鎖でつなぐという意味である。長く複雑な仕事を課題分析すると、たくさんの小さな行動に分けることができる。その小さな行動を鎖にたとえると、そうした行動が鎖のようにつながって、一つの仕事を形作っている。つまり、チェイニングとは、一つの仕事を細かな行動の連鎖として捉えることで、効果的・効率的な行動マネジメントができるようにすることなのである。 

 
 (舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.170p.1712008年、日本経済新聞出版社刊) 
 【引用おわり】

 チェイニングとは、鎖をつないで細かな行動を組み合わせて、大きな仕事を仕上げるようにすることである。
 我々にとって、簡単に片付く仕事なんてないといってよい。それをできるだけ効果的・効率的にやれるようにする。
 それに手を付けやすいようにする。それがチェイニングである。
 複雑な仕事を細かく課題分析して、それを一つずつ片付けやすいようつなぎ合わせて、やりやすくする方法なのだ。
 

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