それに関して、舞田氏は、「甘く接するべきか、厳しく接するべきか」ということで、次のように述べる。
舞田氏による著書の紹介は第59回目である。
【引用はじめ】
職場ではよく「甘く接するべきか、厳しく接するべきか」ということで議論となる。途中まではできたが最終成果にはたどりつけなかった部下がいた場合、成果が上がらなかったのだから褒めてはいけないのか、それとも途中までできたことを褒めるべきなのか。
分化強化が繰り返し行われるシェイピングのことがわかっていれば、その答えを見つめることができる。つまり「その人が普通にできるぎりぎりの線を上回ったら、褒める」というのが正解だ。【引用はじめ】
職場ではよく「甘く接するべきか、厳しく接するべきか」ということで議論となる。途中まではできたが最終成果にはたどりつけなかった部下がいた場合、成果が上がらなかったのだから褒めてはいけないのか、それとも途中までできたことを褒めるべきなのか。
楽にできることを褒めるのは甘すぎる。逆に、まだできないことを、褒める対象とするのでは厳しすぎる。
だから、部下を常によく見て、現時点での最適な中間目標を設け、それを達成したら褒めるようにすることがポイントである。
全員に対して画一的な基準で接することは間違いなのだ。
(舞田竜宣+杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.156、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
リーダーは、職員の現状を知って成果を上げる接し方が重要だ。今あるレベルはどうなっているか。そのレベルより少し高いレベルができたら強化するのである。
リーダーには、職員のスキル水準の把握が大事になる。
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