課長も部下に対するアドバイスするためには、実情把握して行う。そうでなければ、適切なアドバイスもできないからだ。それなりに時間をかけて苦労しているのである。それでも、部下が課長のアドバイスに感謝もないとなるどうなるか。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第465 回目となる。
【引用はじめ】
- 課長の部下が壁に突き当たったときに助言しても、部下が助言に感謝しなかったら問題です。
- 課長の行動が消去されてしまうからです。
- ですから、褒められたら素直に喜ぶということと、アドバイスをもらったら素直に感謝するよう、部下の行動を強化する必要があります。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.199~p.200
【引用おわり】
課長もヒトの子。課長の部下へのアドバイスに苦労した分、部下からの感謝があれば嬉しい。アドバイスしたことが強化される。しかし、感謝もないとなれば、課長のアドバイスも消去されることになる。互いのより良い関係がより良い行動を強化するのである。部下がアドバイスをもらうのは当たり前では、いい関係を築くのは難しい。
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