課長と部長の関係があまり良くない。それをなんとか改善したい。どうすればよいか。互いの歩み寄りができるようにしないと。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第586回目となる。
【引用はじめ】
- 部長と課長との関係は、対立から協調と変わるには次のようにすればいい
- 課長が部長の発言の一部に同意できる内容があれば、直ちに賛成の意を示す。
- そのことで、「部長が課長に意見を求める」という行動を、課長が強化する
- すると、部長はもっと課長に意見を求めるようになる
- 課長は、部長に意見を求められると嬉しい
- だから、もっと意見を求めてくれるよう、部長に対して強化(笑顔と助言)を行う
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.202
【引用おわり】
課長と部長の関係が緊張ばかりしていては、組織運営に支障をきたすことになる。そのためには、少しの同意でいいから認め合うことから始める必要がある。課長が部長の発言の一部について認められることもあるはずである。そうとなれば、課長は頷きほほえみを部長に対して行うのである。そうしたちょっとしたきっかけから歩み寄りを始める。互いの緊張関係がそうしたきっかけからほぐれていくものである。
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