組織を良くしたい。どうすれば良いか。それは私たち一人ひとりが相手のより良い行動を強化することだ。その努力を続けることである。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第587回目となる。
【引用はじめ】
- 組織は、人と人との相互作用によって成り立っています。
- こちらが相手の行動を強化すると、その結果が自分の行動を強化してくれることもよくあります。
- また、相手が適切な行動をしてくれないせいで、自分も良い行動ができないのだと思える場面もあるでしょう。
- でも、その場面を分析してみると、もしかしたら相手が適切な行動をしていないのは、自分(あなた自身)が相手の行動を消去したり弱化したりしているためかもしれません。
- 組織を良くするのは、誰の責任でもない、私たち一人ひとりの責任だと言えるのではないでしょうか。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.203
【引用おわり】
より良い組織づくりのためには、より良い人と人との関係が大事である。当たり前とはいえそれがうまくいかず、組織内のあつれきが絶えなかったりする。そこでは、自ら相手との適切な関係づくりが必要となる。相手の適切な行動に対しては、すかさず強化することだ。そうやって、少しずつ変えてゆく喜びを感じられるようにすることである。
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