2026年8月25日火曜日

行動の前後にヒントあり!

 行動分析学では、行動の「直後」に起こることが原因をつくると考えます。けれども、行動の前にある「きっかけ」も見逃せません。行動の前後を見てこそ、職員の支援や指導がより効果的になります。

【引用はじめ】

 行動分析学的に行動の原因を考えるとき、最も重要な点は、行動の直後に何が起こったかに目をつけることである。だから、行動の原因を知りたいならば、直後に起こった出来事を明らかにし、行動を変化させたいならば、行動の直後の結果を操作する。

 しかし、行動は直後に起こることによってだけ変化するわけではないことは、日常生活から容易に見てとれる.行動の真の理解と改善にとって、直後の状況の変化に加え、先行する状況の分析も重要である。

 たとえば、運転中に信号の色によって、アクセルを踏むか、ブレーキを踏むかが決まってくる。就職して、一人暮らしを始めた子どもが、手元不如意になつたとき、母親におねだりすることは多いが、父親にはめったにしない。

(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.188)

【引用おわり】

 行動の理解には、結果だけでなく、行動を引き起こす前の状況分析が欠かせません。利用者の行動を変えるには、直後の結果を調整しつつ、先行条件を整えることが重要です。



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