日々の業務の中で、苦手な記録や難しいケース検討に取り組むには、上手な自己強化が役立ちます。例えば、「支援記録を書き終えたら好きなコーヒーを飲む」「会議資料を完成させたら施設内をゆっくり散歩する」「気が重い電話連絡のあとに利用者との楽しい活動に入る」など、好きな行動を好子として活用すると行動が続きやすくなります。
【引用はじめ】
自己強化のための好子は5種類あるが、その中の二つ目が「行動も好子になる」である。
② 行動も好子になる
心理学者プレマックが発見した原理に、生起頻度の低い行動は、生起頻度の高い行動で強化できるというものがある。親が子どもに、「宿題が終わったら、テレビを見てよい」と言って、子どもに宿題をやらせる。テレビを見るという生起頻度の高い行動を好子にして、宿題をするという生起頻度の低い行動を強化するやり方だ。やるべきことをしたら彼氏に電話してもよい。映画を見る、ドライブに行く、というように使う。
(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.283~p.284)
【引用おわり】
私たちは普段から、頑張った後に休憩する、仕事が終わったら好きな趣味を楽しむなど、行動を好子として使っています。「○○が終わったら△△をする」と意識的に決めることで、負担に感じる仕事にも取り組みやすくなります。自分に合った好子を見つけ、上手に自己強化を行っていきましょう。
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