適切な行動を自発するのが難しい場合、補助的な刺激によって行動を促すのに、プロンプトという手法を用いる。
プロンプトには4種類のやり方がある。1 言語プロンプト、2 身振りプロンプト、3 モデルプロンプト、4 身体プロンプトである。
そのうちの「4 身体プロンプト」について、舞田本では次のように述べている。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で282回目となる。
【引用はじめ】
4 身体プロンプト
一般的には身体的誘導といわれるものもプロンプトである。
身振りプロンプトやモデルプロンプトと違うのは、相手にしてほしい行動を実際に手をとって、身体的に接触しながら、手助けする点である。
テニスの練習でコーチが手を添えてラケットのスイングを教えるような方法である。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.206、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
身体プロンプトは、手とり足とり補助する方法である。
跳び箱を飛べない子どものお尻を押し上げて飛べるようにする。
最初は、かなりの力で尻を押し上げる。
それを徐々に緩めていって補助なしで飛べるようにするまでやり方である。
これが身体プロンプトである。
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