2020年10月24日土曜日

全員が参加する表彰制度を工夫する

   表彰制度をうまく運用するには、「全員が参加する」ことがポイントの一つである。

 そのことを舞田本では、以下のように述べる。

 舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で302回目となる。

 【引用はじめ】 

 表彰制度について、組織の関与を高める手段にするには、次のような四つのポイントがある。

  1. 透明性を持たせる
  2. 全員が参加する
  3. 誤差を飲み込む
  4. 渡し方が肝心である 

 「全員が参加する」とは、次のようなことである。

 表彰制度というのは、諸刃の剣だ。全社員にモデル(模範)を提示したくて優秀社員を表彰するのに、へたをするとその優秀社員が皆の嫉妬の的となりかねない。だから、そうならないような工夫を凝らす必要がある。

 たとえば普通の表彰式では、嬉しいのは「表彰される人(たち)」だけであり、ほとんどの「表彰されない人たち」は、かやの外だ。だから、全員でパーティーをする中で表彰も行うというのは、雰囲気をしらけさせない方法の一つだ。

 また、表彰のプロセスにおいても、何らかの形で全員が参加できるようにすることもよい工夫である。

(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.229、2008年、日本経済新聞出版社刊)

 【引用おわり】

 表彰式には、表彰される人だけにスポットをあてるのでなく、みんなで表彰式を盛り上げるパーティーを開催したりするのがいい。

 全員が参加してクイズなども取り入れて、賞品を準備する。ハズレなしの参加賞などもあるといい。

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