癖をなんとか直したい。そうした場合、どうするか。代替行動による習慣逆転法を用いるといい。
それについて、舞田本では次のように述べる。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で287回目となる。
【引用はじめ】
癖を直すには、代替行動といわれる、その癖と同時にはできないような行動を一つ決め、癖をしていることに気づいたら、その代替行動を1~3分続ける。
仕事中に浪人回しをしていることに気づいたら、ペンを置き、手を握り、膝や机の上に置き、2分間そのままにする。
2分たったら、元通り、仕事に戻る。
手を握りながら浪人回しはできないから、手を握ることは浪人回しの代替行動になる。
この方法は、枝毛を抜く、髪の毛を常に触っている、爪を噛むというような手を使った行動には有効である。
また、3秒以内の瞬きを頻発する人の場合は、瞬きに気づいたら、代替行動として、目を大きく開き、5秒ごとにゆっくりと瞬きをする。
このように、癖と同時にできない代替行動をわざとしてみることで癖を直す方法が、習慣逆転法である。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.210、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
自分でも直したいと思っている癖に気づいたら、それに代わる行動を行うのがいい。
癖に逆らうような習慣逆転法という代替行動を行うのである。
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