行動を強化する好子には、生得性のものと習得性のものがある。
そのことを舞田本では、以下のように述べる。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で295回目となる。
【引用はじめ】
感謝カードそのものは、単なる紙切れにすぎない。
これがなぜ好子になるのか?
人間にとっては、生まれながらにして好子であるものと、経験によって好子になったものとがあり、前者を生得性好子、後者を習得性好子という。
たとえば水や食料、暑いときの冷房や、寒いときの暖房、性的刺激など、個体と種の生存に関わるものは生得性好子の典型である。
生得性好子 生まれながらにして好子である刺激や出来事
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.225、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
喉が渇けば水を欲しがる。お腹がすけば食べ物が欲しい。寒いと暖を取ろうとする。暑ければ涼しさを求める。
こうしたことは、生存にとって必要な好子である。生きるためにはなくてはならない好子なのである。
0 件のコメント:
コメントを投稿