つめ噛みやチックなどの癖はなぜ起きるのか。
それについて、舞田本では次のように述べる。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で286回目となる。
【引用はじめ】
「なくて七癖」という言葉あるように、人はそれぞれ何らかの癖を持っている。
たいていは、それほど気にするものではないが、自分でもできれば直したい、あるいはいつも誰かに注意されるものもある。
猫背、軽いチック、シャープペンシルの浪人回し、枝毛を抜く、爪を噛む、激しい瞬き、唇をかむ、口角を下げる、などである。
癖という以上、これらの行動を繰り返しするわけだから、そこには強化の随伴性がある。
しかし、これらのほとんどは、注目などの他者からの社会的好子によって強化されるのではなく、癖によって起こる何らかの感覚刺激が好子になって強化されている。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.209~p.210、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
癖の多くは、感覚刺激が好子になっている。
指をぽきぽき鳴らす癖は、ぽきっという音の感覚が好子になって強化されると思われる。
0 件のコメント:
コメントを投稿