2020年10月23日金曜日

透明性を持たせる

   表彰制度をうまくいくようにするためには、「透明性を持たせる」ことがポイントの一つである。

 そのことを舞田本では、以下のように述べる。

 舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で301回目となる。

 【引用はじめ】 

 表彰制度について、組織の関与を高める手段になるようにするには、次のように四つのポイントがある。

  1. 透明性を持たせる
  2. 全員が参加する
  3. 誤差を飲み込む
  4. 渡し方が肝心である 

 「透明性を持たせる」とは、次のようなことである。

 どういう人を、誰が、どのように表彰対象として選ぶのか。その基準やプロセスが社員にとってガラス張りであることはきわめて重要だ。ここが不透明な表彰は、社員の疑心暗鬼を生みかねない。

 「上の誰かのお気に入りが選ばれただけではないのか」とか、「なぜ、あの人が選ばれたのか納得できない」とか、そうなると、せっかく社員みんなに見習ってほしくて、会社として(一部の)社員を表彰しているのに、社員たちは見習おうと思うどころか、表彰された社員を色眼鏡で見ることになるかもしれない。

(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.228~p.230、2008年、日本経済新聞出版社刊)

 【引用おわり】

 多くの人が納得のいくよう表彰されなければならない。

 選ぶ対象が明確な基準にそって選ばれることが大事だ。 

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