適切な行動を自発するのが難しい場合、補助的な刺激によって行動を促すのに、プロンプトという手法を用いる。
プロンプトには4種類のやり方がある。1 言語プロンプト、2 身振りプロンプト、3 モデルプロンプト、4 身体プロンプトである。
そのうちの「3 モデルプロンプト」について、舞田本では次のように述べている。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で281回目となる。
【引用はじめ】
3 モデルプロンプト
誰かが実際にやって見せ、それを真似させるプロンプトである。
例えば、職員の笑顔を引き出すために、上司が口角を上げてみせるのがこれにあたる。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.206、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
上記の例は、部下がお願いする時など、笑顔を作るのが苦手といった場合、笑顔のつくり方を示すのである。
部下が報告来た時に、口角を上げて笑顔作ってみせる。
そうすると、部下もそれを真似て笑顔を作る。笑顔を作る行動を促すのである。
これがモデルプロンプトである。
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