表彰制度とはさまざまな企業等で行われている。
しかし、それが十分機能しているかというとそうではないことが多い。
形式的なものになってしまっている印象がある。
それについて、舞田本では次のように述べる。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で289回目となる。
【引用はじめ】
行動というのは何回も繰り返し強化しないと、如実な変化は表れにくい。
年一回だけの表彰制度では、何に対して好子が与えられるかということが明確でない。
表彰の基準があいまいで、表彰された社員の側も、自分の何がよかったのか、はっきり認識できない。
誰が感謝しているのかも、何を賞賛しているのかも、実は判然としない。
しかも年に一回だけ。これでは確かに、ほどんど意味はない。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.216、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
表彰は、うまくいった直後に表彰されるようになっていない。
せいぜい年一回創立記念日などに年功序列的に選ばれた者だけに限定的に表彰することが多い。
業績よりも長期的に勤務したことに対する表彰ということになっている。
表彰することで企業等の業績に貢献することになっていない。
表彰する意義をもっと高める必要がある。
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