適切な行動を自発するのが難しい場合、補助的な刺激によって行動を促すのに、プロンプトという手法を用いる。
プロンプトには4種類のやり方がある。1 言語プロンプト、2 身振りプロンプト、3 モデルプロンプト、4 身体プロンプトである。
プロントに合わせた使い方を、舞田本では次のように述べている。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で283回目となる。
【引用はじめ】
四つのプロンプトのうち、言語プロンプトが最も相手の抵抗感が弱く、番号が大きいほど抵抗感が強い。
抵抗感が弱いプロンプトのほうが望ましいことは言うまでもないが、成人が対象であるビジネス場面においては、音声刺激である言語を介さない身振りプロンプトのほうが適切な場合もある。
ゲームようなジェスチャーみたいにプロンプトを使うことで、プロンプトで指示されたという押しつけの感覚を軽減できれば、抵抗感は一層弱くなろう。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.207、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
言語によるプロンプトだけでは適切な行動ができるようにならない。
それならば、なんらかの身振りをプロンプトとして使ってみる。
また、モデルどおりにやらせてみる。
それでもだめなら、手とり足とりのプロンプトでやらせる。
もちろん、そうしたことをいつまでも使うのでなく、プロンプトを徐々に減らす計画を立てて行う必要がある。
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