表彰制度を組織としてどのように位置づけるか。
効果的に活用もできるし、形式ばっかりのものにもなる。
組織運営に役立つものにしたい。
それについて、舞田本では次のように述べる。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で290回目となる。
【引用はじめ】
表彰制度の意味には、「頑張った人を認めてあげるため」があるし、「モデル(模範)」を他の社員に提示できることもある。
人は、他人の行動を真似ることで新しい行動をみにつけることができる。
モデルを提示し、他の皆がそれを見習う(真似る)ことで、組織的な学習効果が期待できる。
表彰制度は誰かを表彰するためだけにあるのではない。
むしろ、他の全員の行動を変えたいがゆえにあるのだ。
つまり、表彰制度とは組織行動のマネジメントシステムと位置づけなければならない。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.223、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
表彰をもっと工夫して、組織のみんなにとってもらえて良かったと思えるようにしたい。
あの人だったら、表彰されるのは当然だとみんなが思える適切な表彰にならないと。
表彰された人をリスペクトできるような雰囲気ができ、そうした人になれるように努力する組織を作り出すのだ。
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