望ましい行動を繰り返させるためには、行動の直後に「リインフォース因子」を随伴することである。「リインフォース因子」というのは、どういうものか。本人が望むものであれば、「リインフォース因子」となる。そのことに関する、石田本による第198回目の引用である。
【引用はじめ】
アメリカの企業では、リインフォース因子としてデントン紙幣のようなトークン(token=券、疑似通貨)がよく使われている。このほか「言葉で褒める」「握手」「社内報やニュースレターに名前を載せる」「ありがとうの手紙を渡す」「休暇」といったものもあるし、「コーヒーのチケット」「映画鑑賞券」「商品券」「ランチに招待する」「チョコレート」「音楽CD」「宝くじ」なども多い。これらを使えとか、全部使わないと効果がないということではない。
重要なことは、とにかく本人が望むものを与えることだ。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.198~p.199 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
行動の直後に「リインフォース因子」が随伴すれば、標的行動は繰り返される。標的行動を高めるようにするには、タイミングよく適切な「リインフォース因子」を随伴すればよい。 本人が望む「リインフォース因子」を選ぶ必要がある。
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