このリーダーは、信頼されているかどうかを「リーダーシップ調査」で明らかにする。そのことに関する、石田本による第188回目の引用である。それによって、実際のリーダーが浮かび上がる。
【引用はじめ】
「リーダーシップ調査」とは、次のようなものである。リーダーの資質を問い、上下関係がうまくできているかどうかを調べるマネジメントサーベイ(調査)である。一般スタッフが直属上司に対する評価をアンケート形式で記入し、上級管理職に提出する。無記名方式なのでスタッフの本音が引き出せる。内容については、原則として上級管理職しか見ることができない。
リーダーシップ調査は、一般スタッフが上司に対する本音を調べるためのツールである。信頼されていないリーダーが部下の行動をリインフォースしても効果がなく、一人よがりに終わって行動を続けさせることができない。下の人間の意識を探り、リーダー自身の向上を促すと同時にリインフォースの効果アップを図るためには欠かせない調査である。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.191~p.192 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
「リーダーシップ調査」で、部下が評価するリーダーを明らかにし、リーダーの問題点が分かる。それによって、リーダーはどのような行動をすればいいかを教えてくれる。
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