リインフォース因子は何がいいか。本人が望むものでなければリインフォース因子とはなり得ない。本人が好むものは何か、しっかりと把握する必要がある。そのことに関する、石田本による第199回目の引用である。
【引用はじめ】
「リインフォース因子」をどんなものにするか。それには、とにかく本人が望むものを与えることだ。本人が望まないものはリインフォースとはなり得ない。たとえば、女性に花束をプレゼントしたら喜ぶかもしれないが、男性が喜ぶとは考えにくい。したがって男性にとって花束はリインフォースとならない。ならばワインはどうだろう。お酒が好きな人にはいいが、飲めない人にとってはありがた迷惑である。そういった人にとっては、やはりリインフォースとはならない。リインフォース因子の必要条件は「本人が望むもの」だ。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.199 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
本人にとって、適切なリインフォース因子とはどんなものか。標的行動が繰り返されるものである。 行動がなされたらタイミングよくリインフォース因子が随伴することである。こうしたことが繰り返したら、標的行動が定着するのだ。
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