リーダーの行動は、組織の業績に大きく影響する。
リーダーが職員にどういう態度で接するかによって、かなりの違いが出る。
命令や叱責が多いと多くの職場は疲弊することになる。
そのことについて、島宗理氏は、「命令や脅し、叱責」の問題を、以下のように述べる。
島宗理氏のリーダー論からの第30回目の紹介である。
【引用はじめ】
X社では負の強化を使ったマネジメントが横行していました。
命令や脅し、叱責が中心です。
負の強化が多い職場は、生産性が頭打ちになるだけでなく、うつ病などの精神疾患や事故も増えます。
仕事に支障が出てしまいそうな問題に部下が気づいても、それを上司に報告すると怒られることになるので、重要な報告行動が実行されなくなります。
休職者や退職者が増えることで、残された社員の負担が増えますが、人材の補充がなかったり、遅れたり、採用された社員の指導に時間を割かれたりして、職場は急速に疲弊していきます。
(島宗理著「リーダーのための行動分析学入門」p.73、2015年、日本実業出版社刊)
【引用おわり】
リーダーによる命令や脅しなどでは、職員はどうしても強制的にせざるを得ない。
極端な場合は、パワハラとも受け取れかねない。
職場内の雰囲気も意気消沈。暗くなってしまう。
いつ叱責されるかと、びくびくした状態になる。
生産活動も下降する。
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