2019年11月2日土曜日

成果のコミュニケーション

 リーダーの行動は、組織の業績に大きく影響する。
 リーダーは職員に対して、どのような成果を期待しているのか、正確に伝えることである。  
 そのために、島宗理氏は、「成果のコミュニケーション公式」を示す。
 島宗理氏のリーダー論からの第17回目の紹介である。

 【引用はじめ】

 期待通りの成果が上がっていないときにも、行動化や焦点化をする前に、まずはどのような成果を期待しているかを部下に伝えるところから始めます。

 あなたが部下に期待している成果と、あなたが期待していると部下が思っている成果とが一致しているかどうか確かめます。
 誤解があったり、情報に過不足がないかどうか確認し、共通理解するためのコミュニケーションです。

 部下に期待する成果を伝えるときには、何を、どれだけ、どのように、いつまでにという4つの基本情報を明確化しましょう。

 成果のコミュニケーション公式:基本4項目
  1.  何を
  2.  どれだけ(量)
  3.  どのように(質)
  4.  いつまでに(期限)   
 (島宗理著「リーダーのための行動分析学入門」p.51~p.52、2015年、日本実業出版社刊)

 【引用おわり】

 こうした基本を踏まえて、リーダーは、職員に明確に期待する内容を伝える必要がある。
 リーダーと職員間に期待する中身があいまいだったり、ずれがあったりすることが問題になるのだ。
 明確な互いのコミュニケーションによって、成果が可能になる。
 互いが納得し、理解するとはこういうことである。
 
 


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