リーダーの行動は、組織の業績に大きく影響する。
そのリーダーの行動を変える概念として「随伴性」という考え方がある。
そのことについて、島宗理氏は、「行動は随伴性で変わる」と以下のように述べる。
島宗理氏のリーダー論からの第19回目の紹介である。
【引用はじめ】
"人見知り"な性格が原因で部下に話しかけないと思い込んだリーダーがいます。
そのリーダーも状況が変われば話しかけるようになります。
性格が決定的な要因とは言えません。
個人攻撃の罠にはまると思考停止状態になり、それ以上、行動を変える要因について考えなくなってしまいます。
そうした時、「部下に話しかける」といった標的行動の先行事象と後続事象といった随伴性を推定してみるのです。
そうすると、標的行動に影響している様々な要因が見えてきます。
行動を変えるにはどうすればよいか、その手掛かりもつかめるようになります。
(島宗理著「リーダーのための行動分析学入門」p.59、2015年、日本実業出版社刊)
【引用おわり】
随伴性という用語はききなれない。
「先行事象→標的行動→後続事象」の関係において、行動が増えたり、減ったりすることを「随伴性」と言う。
行動はこの関係における随伴性を変えることによって変わる。
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