リーダーの行動は、組織の業績に大きく影響する。
研修会に参加して、いい講義を受講し、いい資料や参考書を読むと、実践に生かしたい思う。
職場ですぐにでもやってみようとする。
しかし、思いどおりにはならず、今までどおりのことをやっている。
そのことについて、島宗理氏は、「研修の限界」について、以下のように指摘する。
島宗理氏のリーダー論からの第41回目の紹介である。
【引用はじめ】
本を読み、研修を受けて、「これだ!」と確信したけれど、いざ職場で取り入れようとしても何をしていいかわからないとか、やってみたけどうまくいかなかったという声も聞きます。
研修の罠の存在があり、研修だけでは行動は変わらない。
リーダーや社員の行動を変え、リーダーを育て業績を上げる方法が必要です。
(島宗理著「リーダーのための行動分析学入門」p.160~p.161、2015年、日本実業出版社刊)
【引用おわり】
単なる座学による研修では、実践を変えるまでいかないことが多い。
研修を受ければ、リーダーも職員も実践を変えることができると誤解している。
知識のみでは行動を変えるのは難しいと知るべきである。
行動を変えるための随伴性が必要である。
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