2019年11月26日火曜日

わかったとできたをつなぐ必要性

 リーダーの行動は、組織の業績に大きく影響する。
 リーダーにはどんな行動が期待されているのか。
 それを学習する機会があってこそ、リーダーとしての役割が果たせることになる。
     
 そのことについて、島宗理氏は、「リーダーに期待する行動を学習する機会が与えられる」必要があると、以下のように指摘する。
 島宗理氏のリーダー論からの第39回目の紹介である。

 【引用はじめ】

 知識として知っているだけではできない行動もあります。
 野球のバッティングやバイオリンの演奏が、座学だけでできるようになったら奇跡です。
 物理学の法則をすべて理解していてもそれだけで原子力発電所が作れるわけではありません。
 いわゆるスキル系の行動は、できるようになるまでの練習が必要ですが、知識系の行動も同じです。
 リーダーに期待される役割には、スキル系、知識系どちらの行動も含まれ、どちらも丁寧に設計された練習が必要です。

 「わかった!」と「できた!」のつなぐプログラムを補完することです。  
    
 (島宗理著「リーダーのための行動分析学入門」p.155~p.156、2015年、日本実業出版社刊)

 【引用おわり】
 
 物事は「わかった」だけでは、十分といえない。
 「わかった」ことが、「できた」ことにまでならないとただ単なる頭でっかちにしか過ぎない。
 さらに、「できた」ことが「する」といった持続するようにならないと本当に期待する行動になったと言えない。

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