リーダーは職員を信頼し、職員の提案に耳を傾け前向きに評価することで、職場が変わっていく。
そのことについて、島宗理氏は、「イノベーションが根付く組織」として、以下のように述べる。
島宗理氏のリーダー論からの第32回目の紹介である。
【引用はじめ】
Z社では、仕事のやり方は社員に任せられていました。
会社が求める成果が伝えられ、それを達成し、さらに成長する方法を社員が協力し、ときには競い合ってアイデアを出し合い、工夫していました。
上司からの指示やマニュアルは最小限で、むしろ社員から上司へ提案する行動や、マニュアルを改定していく行動が強化されていました。
自分に意見をしてくる社員の話もよく聞き、すぐに反対はせず、まずはやらせてみていました。
正の強化を中心にしたマネジメントスタイルで、イノベーションを強化していたのです。
イノベーションを強化する随伴性が会社の文化として根付くと、イノベーションそのもの(新しいアイデア、製品やサービス、改善、発見など)が好子として機能するようになります。
(島宗理著「リーダーのための行動分析学入門」p.74~p.75、2015年、日本実業出版社刊)
【引用おわり】
リーダーは、職員の適切な行動を注視し、それに素早く承認することである。
職員の意欲が高まり、次への新たなより良い行動につながる。
職場の雰囲気も元気になる。
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