リーダーの行動は、組織の業績に大きく影響する。
そのことについて、島宗理氏は、「随伴性を探ること」を以下のように強調する。
島宗理氏のリーダー論からの第22回目の紹介である。
【引用はじめ】
性格や能力にとらわれ、個人攻撃の罠にはまっているときに、視点を180°転換し、行動に影響している要因を随伴性から探っていく。
行動は目に見えますが、随伴性はそうではありません。
リーダーシップにとって大切なのは、目に見えない随伴性です。
行動は随伴性によって変わる。
この法則こそ、リーダーシップのコアコンピタンス(核となる能力)となる行動公式です。
(島宗理著「リーダーのための行動分析学入門」p.61、2015年、日本実業出版社刊)
【引用おわり】
リーダーの行動に影響する要因は何か。
先行事象→行動→後続事象という随伴性を明らかにするのである。
そうすれば、目に見えない随伴性を見える化することができる。
職員の性格や能力にこだわって、あいつが悪いからだと個人攻撃の罠にはまって立ち往生しなくてもよくなる。
随伴性を探ることで、解決の道を見いだすことが可能になるのだ。
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