ネガティブな発言の多い人を「皮肉屋」と呼んで、相手を決めつける。
「皮肉屋」だから何をいってもしょうがないと決めつけてしまう。
「皮肉屋」というレッテルが一人歩きする。
このことについて、舞田本では次のように述べている。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で203回目となる。
【引用はじめ】
「彼は○○屋だ」という具合に人間を定型的な分類に当てはめることは、人の話をするときには便利な方法だ。
日常生活でするぶんにはいっこうにかまわない。
しかし、相手の行動を変えようとするときには、意味がないし、危険だ。
そういう捉え方をしている限り、その人は永遠に変わらないし、変える手段も見つからない。
人を変えるためには、レッテルではなく具体的な行動に注目しなければならない。
それこそが実効性のある行動分析学的なアプローチである。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.70、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
一度「皮肉屋」というレッテルがつくと、そう言う人だと周りは納得してしまう。
ちょっとした一言も皮肉だと思ってしまう。
こうした困った皮肉的な行動をますます助長するという悪循環に陥る。
そうした危険を周囲が犯してしまうのだ。
問題解決につながらなくなってしまう。
レッテル貼りによって、解決を遠ざけてしまう。
0 件のコメント:
コメントを投稿