行動を制御する場合、嫌子が使われることが多い。
しかし、これには弊害も多い。
嫌子を繰り返す相手に対しては、文字どおり嫌うようになる。
聞く耳を持たなくなる危険性だってある。
それについて、舞田本では次のように述べている。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で197回目となる。
【引用はじめ】
嫌子を与えるような人のそばには、誰だって近づきたくない。
良好な人間関係を育むことは難しくなり、部下も進んで教えを乞うような気になれず、適切な教育はできなくなる。
それどころか、嫌子を与える人に対しては情動反応が起き、攻撃を生み出す危険性もある。
部下からの反撃であれば生命の危険はないだろうが、相手次第では危険な世の中だ。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.56、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
怒ったり、嫌みを言ったりする人に対して、大抵好きになれない。
その人自体を避けるようになる。
嫌子は決して行動を変えるには有効な方法でない。
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