「トリアージ」という言葉を知っているか。
フランス語で「選別」を意味する語である。
大災害時で治療の優先順位を判断することだ。
このことについて、舞田本では次のように述べている。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で215回目となる。
【引用はじめ】
災害医療の分野にトリアージという用語がある。
人材や資源に制約のある大事故や大規模災害の場面では、まず、どの傷病者から治療すべきか瞬時の判断が要求される。
トリアージとは、最大の救命効果を得るために、多数の傷病者を重症度と緊急性の観点で選別し、治療の優先度を決定することをいう。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.94、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
緊急時には難しい判断を強いられる。
しかし、どの人を優先的に救命措置を行うかによって、救命率は違ってくる。
緊急時には救命率を高めるためのやむを得ない措置である。
十分な医療体制が整っていればいいが、そういうわけにいかない。
その時には、みな平等というわけにいかない。
現在の新型コロナウィルス感染者に対する対応でも、こうしたことは行われているはず。
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